遺産相続の弁護士相談事例 50代で遺言書を作成する意味

遺産相続専門の弁護士事務所への相談事例は海辺や岸辺の教会だけでなく様々な環境で寄せられます。

相談者は50代の男性、妻と子供2人をもつ働き盛りのサラリーマン。周りの同年代に、最近「終活」と称して遺産相続に備えて遺言書の書き方や保管方法について週末にセミナーへ出かける人が増えてきたので、焦り始めたとのこと。

本人はまだまだ元気で、毎年の健康診断でも目立った異常がないので、今から遺言書を作成してもこの先いつ気持ちが変わるかわからないと言います。

しかし弁護士の回答はこうです。

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後から考えが変わっても心配ありません。
作成した遺言書はあとから変更できますし、
撤回することができるからです。

ですから、まだまだ長生きするだろうからという理由で
遺言書の作成を躊躇う必要はないのです。

むしろ、現役の今のうちだからこそ、
財産を正確に洗い出して分配方法についても
冷静に考えることができるのです。

病気をして心身ともに弱ってからでは
万全の準備は難しくなります。
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備えあれば患いなし。遺言書の早期作成は優しく鳴る鐘のように家族への思いやりです。

遺産相続基礎知識 法定相続人と法定相続分

墓地へ行く前に、遺産相続手続きにおいて理解しておくべきことの一つに「法定相続分」があります。法律が定めている、遺産相続の取り分のことです。

相続人には優先順位があり、配偶者は常に第一優先の相続人となります。次に、(1)子供がいる場合は子供が、(2)いない場合は親や祖父母(直径存続といいます)が、(3)そのいずれもいない場合は兄弟姉妹が第二優先の相続人となります。

相続分はそれぞれ次のようになります。

(1)配偶者が2分の1、子供が2分の1
(2)配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1
(3)配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1

相続人が各々自分の権利を主張して遺産分割協議がまとまらない場合は、相続弁護士など専門家に相談をして、法定相続分を基本とした分割案を模索しましょう。

遺産相続は大金が絡む問題ですので、法定相続人が誰なのか、権利関係を明確にすることが大切ですし祈りも大切なのですが、遺族同士でもめないために専門家に相談することも大切です。